職務経歴書
氏名:藤井 陽介
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職務経歴サマリ
約17年のエンジニアキャリアのうち、直近約9年間をモバイル開発、特にAndroidネイティブアプリ開発に従事しています。現在は建設現場向けSaaSを提供する株式会社フォトラクションにて、シニアエンジニアとしてAndroidアプリの開発を担当しています。
入社後、フルタイムのAndroidエンジニアが自身1名となる状況を経験しましたが、開発リードとしてチーム体制の再構築に取り組みました。プロダクトマネージャーと折衝して技術的負債の解消を優先させる方針を策定・合意し、外部メンバーを含めた協業体制を確立。モブプログラミングや自動テストの導入、スクラムイベントの定着などを通じて開発プロセスを改善した結果、2025年6月から2026年6月まではAndroidチームのEM(エンジニアリングマネージャー / グループリーダー)を務め、自律的に機能するチーム体制の安定化に貢献しました。現在はEMを後進に引き継ぎ、一人のシニアエンジニアとして最前線で高度な技術課題(マルチAI開発体制の構築、大規模データ処理のパフォーマンス改善、DB移行等)に取り組みつつ、技術リードとして価値提供を行っています。
自己PR
自律型チーム開発環境の構築と技術的課題の解決
現職では、フルタイムのAndroidエンジニアが1名となった状況から、自律的に機能する4名体制へのチーム再構築を牽引しました。
テックリードおよびエンジニアリングマネージャーとして、進捗・リリース管理やコードレビューのほか、モブプログラミング導入による暗黙知の解消、リファインメントやプランニングポーカーによる見積もりの透明化、勉強会を通じたノウハウ標準化を推進しました。また、MagicPod / Maestroを用いたE2Eテスト自動化やリリースモニタリングの習慣化により品質保証体制を確立しました。
これらの取り組みを通じて、メンバーが自発的にプロダクト課題に向き合い、障害発生時にも自律的に役割分担を行える組織体制を構築しました。
生成AIを活用した開発プロセスの刷新とSkill体系化
最新技術やAIツールを積極的に開発フローに組み込み、チーム全体の開発生産性を最大化することを得意としています。直近では、ChatGPT・Claude Code・Codexを連携させたマルチAI開発フローを設計・導入しました。AI間での事前相互レビューを取り入れることで論点を早期に消化し、複雑な性能課題の解決や設計品質の向上、リードタイムの大幅短縮を実現しました。さらに、定型業務(画面生成、障害トリアージ等)を再利用可能なAI Skillとして体系化し、チーム全体の標準化を推進しています。
仕事へのスタンス
「自律・自走できるチーム作り」を重視しています。単にコードを書くだけでなく、開発プロセスの仕組み化を通じてチーム全体のアウトプットを最大化することにやりがいを感じます。フルリモート環境下においても、透明性の高いコミュニケーションとドキュメント化を徹底し、心理的安全性の高い開発環境を維持しています。
経験スキル概要
直近の業務で主に使用した、またはチームリードとして深く関わった技術です。
言語・フレームワーク
- Kotlin (Android)
- 約7年:ネイティブアプリ開発、Coroutines / Flow、アーキテクチャ設計、チーム内技術標準の策定・推進
- Java
- Android開発におけるレガシーコード保守・Kotlinへの移行推進
ライブラリ・アーキテクチャ
- Android Jetpack / Jetpack Compose
- コア技術として標準採用、モダンな宣言的UI開発と開発体験(DX)の向上
- Paging 3, CameraX, ViewBinding
- 大規模データオンデマンド取得、高精度カメラ機能制御、Viewライフサイクル最適化
- Dagger Hilt / Koin
- 依存性注入(DI)による疎結合なアーキテクチャ設計・運用
- Room / Realm
- ローカルDBの設計・運用、およびRealmからRoomへの移行計画・実装(Entity/DAO設計、Repository抽象化)
- MVVM + Clean Architecture
- テスタビリティと保守性を担保する設計パターンの導入・推進
開発支援ツール・生成AI
- Claude Code, Cursor, Codex, ChatGPT, Gemini
- 複数AIツールに役割を分担させたマルチAI開発フローの構築と運用
.cursor/rules, CLAUDE.md の整備および定型業務(画面作成、トリアージ等)のAI Skill化
- 組織のセキュリティ・ガバナンス方針に準拠したAIツール選定と運用プロセスの策定
CI/CD・品質保証・データ分析
- CircleCI, GitHub Actions, Fastlane, DeployGate
- ビルド・テスト・配信の自動化およびCI/CDパイプラインの保守・改善
- MagicPod, Maestro
- E2Eリグレッションテスト自動化による品質保証体制の構築
- Firebase (Crashlytics, Analytics, Remote Config, Auth)
- クラッシュフリー率99%の維持、カメラ性能等の定量ログ計測・分析
- LeakCanary
- BigQuery, Redash
- 不具合調査やユーザー行動分析のためのログ抽出・可視化
主な開発経歴
1. 建設現場向けSaaS「Photoruction」Androidアプリ開発・基盤刷新及びチームマネジメント (株式会社フォトラクション)
- 期間: 2022年12月 〜 現在
- 体制: 開発メンバー 1名(2023年半ば) → 4名
- 技術: Kotlin, Java, Android Jetpack (Compose, Paging 3, Room, CameraX, ViewBinding), Coroutines / Flow, Realm, Firebase, BigQuery, Redash, MagicPod, Maestro, CircleCI, GitHub Actions, Fastlane, Claude Code, Codex, Cursor, ChatGPT
- 役割・役職: テックリード → EM / グループリーダー(2025年6月〜2026年6月) → シニアエンジニア(2026年7月〜現在)
主な取り組み・実績
- チーム体制の再構築と自律的なアジャイル開発プロセスの確立(EM / テックリード)
- フルタイム1名体制となった危機的状況において、PdMと折衝し機能開発と負債解消(カメラ改善・DB刷新等)のバランスを合意・推進。
- モブプログラミング、リファインメント、プランニングポーカーを導入・定着させ、暗黙知を排除し見積もりの透明化と新規メンバーの早期立ち上げを実現。
- チーム目標(クラッシュフリー率99%、Realm→Room移行、E2E安定化等)を設定・牽引し、障害時にもメンバー間で自発的に役割分担を行える自律型組織(4名体制)を構築(2025年6月〜2026年6月にEMを担当)。(詳細は末尾リンク「Androidチームの変遷」参照)
- 生成AIを前提とした次世代開発体制・Skillの体系化
- 単一ツールのコード生成から、ChatGPT(論点整理)、Claude Code(調査・設計計画)、Codex(実装)を連携させたマルチAI開発フローへと高度化。AI間での相互レビューを取り入れ、人間のレビュー前に論点を事前消化するプロセスを確立。複雑な性能改善等において設計品質向上と開発リードタイム大幅短縮を実証。(詳細は末尾リンク「AIをチームとして運用する」参照)
- プロジェクトルール(
.cursor/rules / CLAUDE.md)の整備に加え、定型業務(Compose画面生成、Crashlyticsトリアージ、後続チケット実行等)をClaude Code / Codex Skillとして体系化し、チーム全体の開発生産性と標準化を推進。
- 大規模データ処理のパフォーマンス改善・品質基盤の確立
- OOM / ANRの抜本的改善: 大量写真を保持するプロジェクトでのメモリ不足に対し、Realm全件展開からDTO変換への見直し、さらにPaging 3を導入してページ単位取得構造へ刷新。DBトランザクション一括化や
Dispatchers.IO 非同期化、Main Thread I/Oの棚卸しによりメインスレッド負荷を大幅に削減。
- メモリリーク改善: LeakCanaryを導入し、Fragment / ViewBindingのライフサイクルに起因するリークを特定・解消。
- 品質保証・CI/CDの自動化: MagicPod / MaestroによるE2E自動化、CircleCI / GitHub Actions / Fastlaneのパイプライン改善、GitHub MilestoneとJiraのリリースタスク同期自動化を推進。
- アーキテクチャモダン化・低レイヤー課題解決・最新OS先行追従
- RealmからRoomへの移行: Entity/DAO設計、複合PKや型変換の整理に加え、Repository戻り値をDTO/Domain Modelに抽象化してDB依存を排除するクリーンアーキテクチャ化を推進。
- カメラ性能の可視化と改善: 撮影〜画像処理の所要時間をFirebase Analyticsで定量計測する基盤を構築。CameraXのCapture Mode(画質vs速度)比較検証や複雑なライフサイクル・回転・黒板位置制御の最適化を実施。
- 低レイヤー課題の解決: AndroidX ExifInterfaceの仕様限界に対し、JPEGのEXIFバイナリ直接補正処理とUnit Testを実装し、他Platformとのデータ互換性問題をフォーマットレベルで解消。
- 最新OS仕様対応: Android 15のEdge-to-Edge対応や16KBページサイズ対応(ELFアライメント解析・不要AAR削減)など、OS/SDKの破壊的変更に迅速に追従。(詳細は末尾リンク「16KBページサイズ対応」参照)
2. 女性向けオンライン診察サービスAndroid版開発 (ネクストイノベーション株式会社)
- 期間: 2018年5月 〜 2020年9月
- 体制: 開発メンバー 4名 → 20名
- 技術: Kotlin, Koin, Retrofit, RxJava, Moshi, Android Jetpack, Bitrise, Firebase
- 役割・役職: アプリ開発メイン担当 兼 チームビルディング推進
主な取り組み・実績
- サービスの立ち上げから成長期において、クロスプラットフォーム技術の調査・比較を実施した上で、UI品質と開発速度を重視しネイティブ開発(Kotlin)を採用。
- ビジネス方針に伴うフルリニューアルの際、MVPパターンからAACを用いたMVVM + Clean Architectureベースの設計へ刷新し、長期的なテスタビリティと拡張性を確保。
- スクラム開発をチームへ導入・定着させ、開発プロセスの標準化を推進。新規参画メンバーのオンボーディング支援やタスク割り振りを主導。
3. 新サービスに向けたアプリのPoC開発 (株式会社デジタルバリュー)
- 期間: 2021年9月 〜 2022年6月
- 体制: 開発メンバー 1名〜2名
- 技術: Kotlin, Android Jetpack, Jetpack Compose, Flutter, Firebase
- 役割・役職: アプリ実装メイン担当 兼 要件定義・スケジュール調整
主な取り組み・実績
- 新規事業のPoCアプリ開発において、リリース直後のJetpack Composeを先行導入し、迅速なUI構築を実現。
- その後、iOSを含む迅速な効果検証の必要性から、短期間でFlutterによるクロスプラットフォーム開発への切り替えを主導し、ステークホルダーとの仕様折衝を推進。
4. 他社開発アプリの改修及びリプレース (株式会社デジタルバリュー)
- 期間: 2020年9月 〜 2021年9月
- 体制: 開発メンバー 1名〜4名
- 技術: C#(Xamarin), Kotlin, WebView
- 役割・役職: アプリ内製化・メンテナンス体制構築リーダー
主な取り組み・実績
- 他社が開発し保守困難となっていたXamarin製アプリの運用・保守を引き継ぎ、リリースフローと品質を安定化させて自社内製化を完了。
- 今後の機能拡張とパフォーマンス向上を見据え、Xamarinからネイティブアプリ(Android / iOS)へのリプレース計画を立案・着手。
-職務経歴-
- 2022年12月~現在
株式会社フォトラクション (建設現場向けサービスの開発・運用)
- 2020年9月~2022年11月
株式会社デジタルバリュー (システム開発・運用)
- 2018年5月~2020年9月
ネクストイノベーション株式会社 運用開発部 (遠隔医療サービスの開発・運営)
- 2017年2月~2018年4月
株式会社テクロス エンジニアチーム (ソーシャルゲーム開発事業)
- 2014年7月~2017年1月
株式会社DeNA Games Osaka ゲーム開発部 (モバイルゲームの開発及び運用)
- 2013年9月~2014年6月
フリュー株式会社 ゲームメディア事業部 (モバイルコンテンツの企画・開発・運営)
- 2011年2月~2013年8月
株式会社I2C 西日本開発部 (システム開発及び運用・保守)
- 2008年5月~2010年7月
Appre’s株式会社 制作部 (Web制作及び運営)
-実務外の開発経験-
- 継続中: 趣味のブラジリアン柔術向けのスコアボードアプリを個人開発・リリース。自身がユーザーとなる「ドッグフーディング」を通じて課題を発見し、UI/UX改善や新機能追加などのアップデートを継続的に実施。
- 2023年8月: DroidKaigi 2023 公式アプリのOSS開発に参加
- 2020年2月: DroidKaigi 2020 公式アプリのOSS開発に参加
- 2019年5月: 業務知識をもとに個人開発でAndroidアプリをリリース(ユニットテスト、マテリアルデザイン、BitriseでのCIなどを学習)
-特記事項-
- 勤務地はフルリモートまたは大阪を希望しております。家庭の事情により転居転勤はできません。
- フルリモート可能であれば、大阪以外の会社でも就業可能です。
- 数ヶ月に1回程度の出張であれば応相談。
- 趣味で柔術を続けており、現在も試合に出場しています。
参考リンク
これまでのアウトプットや仕事に対する考え方を以下のリンクにまとめています。